遂に発表されましたiPadOS 16。
今回の目玉はやはり、「ステージマネージャ」でしょうか。
iPad Air(第5世代)、iPad Proに対応しているようです。
他社製品のタブレットを検討する方も増えてきたと思います。しかし今回の「ステージマネージャ」によってiPadのデメリットがまたひとつ解消されました。
ステージマネージャ
ステージマネージャとは?
「マルチタスク」の追加機能的なアップデートです。
ウィンドウサイズと配置を自由に動かすことができるようになりました。
「コントロールセンター」でも「ステージマネージャ」の切り替えが可能。
最大4つのAppを表示可能
1グループに4つのAppを表示可能になりました。均等割、重ね合わせ等、自在に配置可能です。
「Split View」に対応していないAppも表示可能です。
ちなみに、4つ以上表示させようとすると最初に起動したAppが閉じられます。
マルチタスクボタンからウィンドウを閉じることもできます。
縦向きでのステージマネージャが推し【上下配置で書籍の見開き表示が可能】
無印iPad第10世代において、インカメラが長辺中央に配置されました。
横向き使用がメインとなることが想定されているようです。
「マルチタスク」により2画面分割可能になったことは大きなメリットです。しかし、11inch以下のiPadでは横向きで使用しずらい場面も多くあります。
分割表示には、ある程度大きなディスプレイの方が良いようです。
やはり11inch以下のiPadは、縦向きでノートテイク、リラックスタイムに動画閲覧等の使用場面が多いのではないでしょうか?
しかし、「ステージマネージャ」により「マルチタスク」のデメリットが攻略されました。ウィンドウの上下配置です。
- 書籍を見開き表示にすることができる
- 動画閲覧の場合、「マルチタスク」で2画面分割より、大きなウィンドウサイズで閲覧することができる
- 資料とノートを上下に配置する等、ノートテイクの際自由度が上がる
- 寝転びながらの操作性が向上する(個人的感想)
なかなか自由度が高くなりました。
漫画読みながらYouTube閲覧、という廃人仕様も可能です。
気になる点・デメリット
一度閉じてしまうとウィンドウの配置が変わっていることがあります。配置し直す手間があるため、作業グループの切り替えを多く行う方は気になるかも知れません。
特に、バッテリー消費が激しくなったように感じます。やはり負荷が大きいのでしょうか。
これについては、どんなデバイスも高負荷作業によるバッテリー問題は発生するので仕方がない気もします。
流石にデスクトップと比較すると自由度も使い勝手も劣ります。しかし、タブレット端末としてこれほどの機能が搭載されていると思ううとワクワクしますよね?
そのほかの注目ポイント
拡張子変更が可能になった
ファイルApp内で拡張子を変更することができるようになりました。名称変更で簡単に変更できます。
背景切り抜きが高精度
先のiOSのアップデートでも使用可能になりました。
かなり優秀な精度です。切り抜き作業が一瞬でできる。写真によっては輪郭のぼかし方も綺麗にできます。
クリエイティブ系の方はかなり便利に使えるのではないでしょうか?
フリーボード【年内発表】
メモやイラストアプリは沢山ありますが、純正アプリを利用できると嬉しいですよね。
ここ数年でさらに共有機能が強化されています。「フリーボード」もリアルタイムでの共同作業が可能になるようです。会議やワークショップ等、アイディア共有の際に役立ちそうですね。